ピコジのヒマパチンカーZ

パチンコ業界に色々思うところのある、とあるホールのエリアマネージャー。1人でもいいからユーザーや関係者としてパチンコ業界に行きたいと思える、イベント新台レポ・パチ業界おもしろ裏話なんかを本音でお伝えします。ホール・メーカー関係者の方が興味でることも言っていきたいです。

カイジ4HIGH&LOWのセールスから今までを振り返ってみる

デビューから色々な話題を振りまいてくれているカイジ4。

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初登場時から今日までで言えば

稼動は厳しく中古相場の下落も激しい状況。

なぜこうなっちゃったのか?

せっかくなので私の知る限りの市場に出る前から現在までを振り返ってみます。

 

の前に。

カイジシリーズって2つのコンセプトがあるのはご存知でしょうか?

それは「カイジシリーズ」と「沼シリーズ」

原作カイジのストーリーを描くのがカイジシリーズ。

ストーリー中のパチンコ沼のみに特化したものが沼シリーズ。

高尾さんでは一応使い分けているみたいで、私も最近知りました。

高尾さんの案内の時でもあんまりそんなコンセプト分けのことは言われたことないと思うんですけどね。

 

さて本題。

カイジ4の案内を受けたのは4月でした。

案内時には高尾の営業さんが担当の方以外にけっこう人数がいましたね。4〜5人ぐらいかな?

展示台の横にはキッチンタイマーがついてましたね。

出玉速度をはかるためです。

案内ではカイジは時速3万発だ!

ってことだったので10分ほどの打ち込みで5000発出ましたよーみたいな試打会でした。

しかも案内の方が玉積みしてました。

通常の案内会はパーソナルシステムなのですが。。。

そのための大人数だったんですね。

さらに案内の販売台数の部分でも

「相当な案件が予想されるので、我々営業部も製造工場の手伝いに行くかもしれません。」

みたいな感じ。

造れるだけ造りますとのこと。

 

そうして数週間後には無事30,000台が完売したと聞きました。

 

6月4日カイジ4市場にデビュー

かなりの出玉性能の辛さが話題になりました。

加えて「無調整台のスタートとベースの上下幅が大きい」ということもネット上で散見されましたね。私は楽太郎氏のブログで見させていただきました。

まぁ傾斜もありますし製造個体差は工業製品には付きものですが。

「高尾さんの生産能力では無理な日産ペースで造ったのかな」というのは少し思いましたね。

 

デビュー週末をまたいで6月11日

中古相場がかなりの落ち込み。

定価から一気に25万の下落と先月のミリオンゴッドディセントに続いてパチンコ業界は2ヶ月連続で目玉機種の大ずっこけを記録しました。

  • とにかく辛い。
  • 出玉速度も事前情報とは全然違う。
  • 6万発とか出たらしい。
  • 尖った性能には間違いない。

こんな感想を聞きました。

ちなみにぼくは打ってません。部下の方が初日に1100回ハマって当たらずに帰ったことだけ聞きました。

その時の感想は

「ハズレ方がワンパターン」

当たってないのにワンパターンもくそもないと思いますが、彼なりに思う何かあったんでしょう。そっとしておきました。

 

そして今日。

中古はさらに下落。前日マクロデータではボウリング革命PLEAGEとほぼ同スコア。

あれだけ話題に上がらず大海ブラックの抱き合わせぐらいにしか扱われていなかった機種と並ぶ今月のメイン機。

ネット上では「カイジの出来がひどい!」みたいな意見すら見られなくなりました。

寂しい限りです。

 

 

と、こんな感じでしょうか。

 

高尾さん。

無理なセールスは全然オッケーです。

煽るのも全然良いです。

買う方が台をちゃんと見ろよ!って思いますし。

でもその上でずっこけると次回作からホールの目は冷たくなっちゃうと思うので、、

少しの間厳しくなりそうですね。

 

カイジ4、10,000台だったら皆んなの評価はどうだったんですかねー。個人的に気になります。

 

※追記

翌日の4号営業マンさんのツイートでこんなものが。

 

高尾さんまじっすか

厳しい時ほど社員守らなきゃ。

パチンコ業界の村社会っぷりがハンパないですね。