5月の5日と10日にパチンコ屋に行ったら、最近の規制が意味わからなくなってきた
今月の5日と10日の朝一になんば千日前のパチンコ屋をぐるっと一通り見てまわってました。
わかりやすいですよね。
5/5はジャグラー、5/10はゴッドの凱旋&ハーデスとユーザーさんが押し寄せてほとんどのお店が朝から満席近い稼動となっていました。
広告宣伝規制もあってどのお店も特殊な販売促進は控えている様子でしたがユーザーさんには「わかりやすさ」があって打ちに行かれる方が増えたのかなと思います。
私がこの稼動を見て思った(思ったというか再確認)のが
広告宣伝規制にはじまる、のめり込み防止や広告協議会自主規制の内容って見直すべきところがありますよね
って思いました。
まず説明すると
・広告宣伝規制
ネットで調べても長々とした通達文書がでてきますが、要約すると「パチンコ屋はお客様を過剰に煽ってパチンコ屋に来店させるのはだめですよ。」ってことです。
たとえばバジリスクが全⑥だ!とか謳っちゃうと完全にアウトです。
こちらは警察庁からの通達になります。
・のめり込み防止運動
こちらも要約。
「お客様が自分の使っていい範囲までのお金でしかパチンコで遊技しないでくださいね。」というパチンコ屋からの呼びかけ。
また、「ご自身で我慢できないお客様には我慢できるようにパチンコ屋もお手伝いしますよ。」ってことです。
これは全日遊連(パチンコ屋の組合)からの呼びかけです。
・広告協議会自主規制
はい要約
取材を行う雑誌社や広告媒体メディアに対して「6月6日のゾロ目や、5/1.11.21など末尾1の日全ての日が対象であると一目でわかる広告は自主的にやめましょう。」という申し合わせです。
上記の規制や自粛を見て思うこと
のめり込みでユーザーさんに対して過剰にお金をつかいすぎないようにしましょうね!って呼びかけるのは賛成です。身を滅ぼす依存者なんて出てほしくありません。
でもイベントやっちゃだめ!この日は広告打っちゃだめ!とばかりするのはちょっと違うかなと思います。
それって健全なユーザーさんの「打ちに行く理由」をどんどん奪っていると思います。
上記の様々な規制の目的が「パチンコ屋の件数自体を減らすことを目的としていて、そもそもパチンコユーザーという母数が減ればパチンコ依存者も同じパーセンテージだけ減って、実数が下がりますよね。」っていう考え方ならとても良い案であると思います。
でもパチンコ産業を日本の経済社会の一員と認めているのであれば「ユーザーは増やして依存者は減らす」ということを考えないといけないと思います。
いたずらに広告宣伝や出玉規制で経済競争を奪い業界の規模縮小に直結しているという現状は、この業界に育ててもらった人間としては歯がゆく感じます。
例えば「ユーザーは増やして依存者は減らす」って目的であれば「イベント」を減らすんではなくて「ガセイベント」を減らすことをまず規制すべきなんではないでしょうか。
設定や調整の確認なんてなかなか細かく出来ないとは思いますが、ガセイベント常習の悪質なお店には監査が入るというような業界であればユーザーさんの視点も変わるのではと思ったりします。
例えばスーパーの安売りチラシもオッケーですし安売りするのは良いですけど、嘘ついたらだめですよね。
お客様が来たくなる日がある⇆ホールも過剰に儲けない
このフローってお互いに良い循環を生み出すのではないかと思いますので、ここに強制力が働く取り組みがあっても良いんじゃないかと思います。
そもそも依存者、とりわけ身を滅ぼしてしまう方って「勝ちすぎてハマる人」がなるのではなく「負けがこみすぎて引き戻せなくなった人」が多いんじゃないかと思います。
ただの一案で突っ込みどころもいっぱいあるとは思いますが、ユーザーさんに視点が向いた取り組みがもっと必要だと思います。
ユーザーさんが「この日だったら」と思うことって大事なのになぁと思います。
「パチンコ屋に来る理由」をどんどん作っていけるようになりたいですね。